平成15年11月に開設した回復期リハビリテーション病棟は、脳血管疾患、又は大腿骨頚部骨折などの患者に対して、日常生活能力の向上と家庭復帰、社会復帰を目的とし、スタッフが共同してリハビリテーションプログラムを作成し、これに基づくリハビリテーションを集中的に行うための病棟です。

 脳血管疾患や骨折等で入院したときは、急性期の治療として、手術や点滴などを受けます。その後、手足が思うように動かない、うまく言葉がしゃべれないなどの症状が残ることがあります。また、高齢者の骨折の場合は、骨がついても、筋肉の力が弱くなり、すぐには歩けないことがあります。この様に病気やけがが治っても、すぐには以前の生活に戻れない場合がありますので、よりよい状態で退院出来るようにリハビリテーションを行い、自宅退院に向けて様々な準備をしていくことを目的としています。これが回復期リハビリテーション病棟です。

   東4リハ

1.どのような患者さんが入院できますか?

 麻痺が残ったり、体力がもどらない患者さんのすべてが入院できるわけではありません。病気やけがの種類、発症した時期により入院できるかどうかが決まります。対象となる病気やけが、入棟までの期間、入院期間などは決まっております。入院に入院中の対象の患者さんには、主治医から転棟についての説明があります。

2.他の病院からも入院できますか?

 できます。
 入院なさっている医療機関より診療情報提供書を出していただき、当院の担当医師が判定いたします。入院の条件に適していれば他院からでも入院できます。

 

3.どれぐらいの期間入院できますか?

 病気やけがの種類によって入院期間が違います。
 担当医師、看護師、リハビリテーションスタッフ、社会福祉士が一人一人の患者さんの病状や、家庭の状況などを確認し、患者さんにあった目標と予定を立て、リハビリの進行具合、家庭の受け入れ状況を見ながら退院の時期を決めます。