平成29年9月より「まぶたの形成外科診療」を行っています。

 主な対象疾患は以下のとおりです。

●眼瞼(がんけん)疾患・・まぶたが開かない、まぶたの皮膚がたれ下がる、逆さまつげなど

●眼瞼けいれん・・目を閉じてしまう、まばたきがリズミカルにできないなど

●涙道閉塞(るいどうへいそく)・・涙目、涙がこぼれる など

●眼瞼の腫瘍、眼瞼・眼窩(がんか)の外傷、義眼など

 診療日・診療科・受付時間・診療時間

  • 診療日     毎月第3木曜日 
  • 診療科     眼科
  • 受付時間  13:30~16:00
  • 診療時間  14:00~

「まぶたの形成外科」のご案内

  日本医科大学 眼科  担当医師 村上 正洋 

 まぶたは生まれつき加齢により様々な病気が起こります。

 上まぶたでは、大きく分けて2つの代表的な病気があります。一つは眼瞼下垂症(がんけんかすいしょう)と呼ばれるもので、上まぶたが十分にあがらず目が細くなった状態を言います。もう一つは、皮膚弛緩症(ひふしかんしょう)と呼ばれるもので、余った皮膚がまつ毛を超えて瞳の方に垂れ下がった状態を言います。ともに視野が狭くなり、特に上方が見えにくいため、一生懸命まゆ毛をあげて物を見るようになり、それが頭痛や肩こりの原因になると言われています。

 下まぶたでは、一般的に逆さまつ毛と呼ばれる、生まれつきの睫毛内反症(しょうもうないはんしょう)と老化による眼瞼内反症(がんけんないはんしょう)がよく見られます。ともにまつ毛が目に当たる事で目がゴロゴロしたり、充血したり、目やにが多く出たりします。

 治療法の基本は手術になりますが、大きな負担がかかるものではありません。全て健康保険が適用になりますので、是非まぶたの形成外科を受診してください。