ワークライフバランス

ワークライフバランスとは

 ワークライフバランスとは、個人それぞれのバランスで、仕事と生活の両立を無理なく実現できる状態のことです。仕事と生活を調和させることで、両者の間に好ましい相乗効果を高めようという考え方とその取り組みを指します。当院では、「心身共に健康でやりがいをもって、長く勤め続けられる職場環境を整える」をワークライフバランスの目標に掲げ、看護職が安全で健康に働き続けられるような勤務体制、育児休暇・介護休暇などの制度の理解の促進、制度を利用しやすい環境づくりなどを行っています。

かえるonoff

看護師の声

 新人ナース

消化器内科・外科病棟勤務 

井場さん

看護師になったきっかけ

 幼い頃に気管支喘息を患っており、発作をおこすたびに薬を使用し ていたため自分の身体は大丈夫なのだろうかと不安になることがありました。通院する機会も多く、看護師の方に励ましていただいたことを今でも覚えています。また、身近に医療福祉に携わっている方も多く、自然と看護師を志すようになりました。

 

仕事について

  看護師が大変な職種であることは分かっているつもりでしたが、実際に経験するのとでは全く感じ方が異なるということを身をもって知りました。患者さんの状態に変化がないか、寄り添いながら注意深く観察し、変化があれば先輩に相談しながら判断しています。検査の準備や患者さんのケアなど様々な業務があり、まだまだ分からないことや経験不足を感じることが多々ありますが、できる限り患者さんが心身ともに安楽に過ごせるように、日々励んでいます。

 

休日の過ごし方

 「その日の反省はその日のうちに」ということで、調べ物や振り返りは帰宅後に行うようにしています。休日は肩の力を抜き、音楽を聴いたり、ライブを見たり、ゲームなどをしてゆったりと過ごしています。一人で過ごすことが多いのですが、都合が合えば友人と遊んだりもします。忙しく、責任の重い大変な仕事だからこそ、貴重な休日は自分の好きなことに時間を使い、次の勤務に向けて心身を休ませています。

 

 

 中堅ナース

人工透析室勤務 

看護師になったきっかけ

 看護師である母を小さい時から見てきました。ある日母と買い物に行った際に、けいれんをおこしている子供に遭遇し、救急車が到着するまで子供に処置をする母の姿を目の当たりにしました。家でのおおらかな母と異なり、迅速に対応する母の姿に憧れて看護師を目指しました。

 

仕事と育児の両立

  仕事では、現在担当している人工透析看護は看護分野でも特殊な領域であり、自己学習や先輩看護師、臨床工学技士に教わりながら知識や技術の習得に励んでいます。

 

育児では、5歳と2歳の子供がいますが、核家族であり夫の仕事も不規則なため、夫が仕事の日は幼稚園の送迎や家事は全て私が行います。夫の休日はお迎えの時間を気にせず、研修会に参加しています。精神的・体力的に大変なこともありますが、子供の笑顔に癒されながら日々頑張っています。幼稚園の休園日は、院内保育所の「スマイルキッズきたこう」の一時保育を利用することもあります。

 

子供たちはまだまだ手のかかる時期であり、仕事と育児のバランスが難しいと日々感じています。職場には先輩看護師・先輩ママが多く、気軽に相談できるので心強く思っています。仕事と家庭のメリハリをつけ、看護師としてスキルアップしながら子育てを楽しんでいます。

 

 

 

 ベテランナース

外科病棟勤務 

竹村さん亡き祖父を思い看護の道へ
 遠い記憶を辿ると、いつも笑顔で私たち姉妹を見つめている祖父の姿が浮かんできます。祖父は若い頃に脳梗塞を患い、上手に言葉を話すことができませんでした。そんな祖父を、幼かった私は、どこか近寄りがたい存在と感じていたのを覚えています。しかし祖母はいつも祖父に寄り添い、言葉を理解し、祖父の『孫にお小遣いをあげる楽しみ』のためにお財布を満たしておいてくれるのでした。祖父も亡くなり、私が高校生になったある日、肢体不自由児のための施設「ねむの木学園」の園長である宮城まり子先生の講演を拝聴しました。「障害者の声は、耳を傾けた人、心を傾けた人にしか聞こえない」という先生の言葉に、私は祖父を思い出さずにはいられませんでした。あの日、あの時の自分への後悔と祖母への尊敬が私の看護師としての原点です。

 

患者さんから必要とされる看護師に

 私は、患者さんとのファーストコンタクトを大切にしています。人の印象は初対面で決まると言われています。患者さんが直面している困難を自分自身に置き換え、『今、この患者さんにとって、寄り添ってもらいたいのはどんな看護師なのか』を想像するのです。不安な時、「この看護師なら安心」「いつもは言えないこと、話してみようか」「やっぱりあの看護師の言う通りだった」と思ってもらえたら、その日は最高の一日になります。すべての患者さんに笑顔で接することが正解とは限りませんし、同じ声がけが通じるわけではありません。やはり必要なのは「敬愛の心」だと思います。どんな患者さんからも心を開いていただけるように自己研鑽を積み、プライベートも充実させながら、『引き出し』の多い看護師でありたいと思います。

 

これまで・・これから・・

 後輩看護師たちを見ていると自分の新人時代を思い出します。今では怖いもの知らずで自信満々な看護師に見えるかもしれませんが、ここまでの道程には失敗もたくさんありました。でも失敗から学んだことも沢山ありますし、失敗して気持ちが沈んだ私に笑顔を向けてくれた患者さんに救われたこともあります。新卒でこの病院に就職して22年、信頼できる仲間、地域の皆さん、そして何より患者さんに育てていただきました。これからの看護師人生も、支えてくれる皆さんに感謝し、患者さんの療養生活に寄り添える喜びを感じながら、ますますパワフルに頑張っていきたいと思っています。

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