北村山公立病院のおいたち

 北村山地区の医療拠点として地域医療に貢献していた東根赤十字病院が、昭和36年9月に閉鎖廃止となった事に伴い、今後の北村山地区の医療拠点をどうするか議論され、三市一町(東根市、村山市、尾花沢市、大石田町)で協力し、昭和37年3月、『北村山公立病院組合』を設立し、当時の日本医科大学理事髙橋末雄氏を院長に、他4名の医師を迎え、昭和37年10月、『北村山公立病院』(一般病床62床、伝染病床36床、計98床、内科、小児科、外科、産婦人科、耳鼻咽喉科)として診療を開始した。
 その後は、日本医科大学の特定関連病院(平成30年10月1日から関連医療・研修施設に変更)、山形大学医学部付属病院の連携医療施設に認定され、医師の確保及び診療内容の充実が図られた。
 また、協力型臨床研修施設として、山形大学医学部付属病院、日本医科大学付属病院、日本医科大学武蔵小杉病院から研修医を受け入れている。
 医療技術の急速な進展と、多様化するニーズに応えるため、診療科の増設、病棟の増改築工事、高度医療機器の整備等を進め、現在、一般病床300床(回復期リハビリテーション病棟48床含む)、19診療科(内科、循環器内科、腎臓内科、消化器内科、脳神経内科、小児科、外科、整形外科、形成外科、脳神経外科、乳腺外科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻いんこう科、リハビリテーション科、放射線科、麻酔科)にて、北村山地域の基幹病院として診療を行っている。