放射線室は、診療放射線技師11名、看護師2名、受付事務1名のスタッフにて安心で安全な検査の実現に努め、業務を行っております。

  多様な高度医療機器を活用し、全身のレントゲン写真、CT検査、MRI検査、血管撮影、RI検査、乳房撮影(マンモグラフィー)、透視検査、骨密度測定等さまざまな検査を行い、迅速に正確な診断情報の提供に努めております。また、それぞれの画像を連結する画像ネットワークPACSが導入され、電子カルテ上の閲覧により、フィルムレスにて運用しております。

主な撮影診断装置

  • DR装置:4台(KONICA)
  • CT装置:2台(Canon)
  • MRI装置:1台(SIEMENS)
  • 血管撮影装置:1台(PHILIPS)
  • RI装置:1台(SIEMENS)
  • 乳房撮影装置:1台(ホロジック)
  • X線透視診断装置:2台(日立)
  • 骨密度測定装置:1台(GE)

CT

80列CTCTとはコンピュータ断層撮影のことで320列マルチディテクターCT1台、80列マルチスライスCT1台が稼動しております。頭部から下肢、血管など全身わたる範囲が対象で高速撮影により短時間にて検査可能となりました。

X線を利用しコンピュータ処理にて人体の輪切りの画像を得る従来の撮影に加え、三次元構成用ワークステーションを活用し、脳動脈瘤、動脈閉塞症、骨折等の診断に有用な立体画像(3D)を作成、提供しております。

320列CTは1回16cmの幅を撮影することが可能なため、脳血管の4D(動態)撮影や、常に動く心臓を撮影時(心電図と同期することにより)ブレの少ない画像が得られます。

また、80列CTにはAiCE(AIを使用した画像処理を行うソフト)が搭載されており、低被曝撮影や少ない造影剤でも高画質の画像を得ることが可能になりました。

MRI

MRInew

1.5テスラの強力な磁石と電波を利用し、人体内部の任意の断面画像を得る検査です。様々な病気の状態、大きさ、形などを詳細に調べることができます。CTの画像では診断困難な急性期の脳梗塞の診断に非常に有用で、超急性期(脳梗塞発症数時間)には治療薬投与判断としてパーフュージョンMRIを実施、対応します。

また、特別な検査薬を使用することなく非侵襲的に血管や胆管・膵管等の撮影が可能です。X線などの放射線を使用しないため放射線被曝の心配がありません。

血管撮影

血管撮影(アンギオ)とは、カテーテルと呼ばれる細い管を体内の血管に挿入し、造影剤を使用し血管を撮影する検査です。心臓カテーテル検査、脳血管、腹部血管、四肢血管などの検査を行っております。また、血管内治療として、悪性腫瘍に対するTAE(動脈塞栓術)、シャントPTA(血管形成術)、脳動脈瘤に対するコイル塞栓治療等を実施しております。 

RI

ラジオアイソトープと呼ばれる薬(放射性医薬品)を体内に投与し、体内分布・状態を調べる検査です。 脳血流シンチ、骨シンチ、ガリウムシンチ、心筋シンチ、センチネルリンパ節シンチ、腎動態レノグラム、副腎シンチ、肺血流シンチ、甲状腺シンチ、肝シンチ等の各種検査を行っております。

乳房撮影(マンモグラフィー)

マンモグラフィーとは、乳房撮影専用X線装置で乳房を圧迫しながら撮影し、乳がん等の病気を調べる検査です。乳房を圧迫する理由は、乳腺腫瘍や石灰化などの微小病変を発見しやすくすることと、薄く均等にすることによって、放射線被曝量を低減させる効果があります。組織を一部取り病理組織診断を行うマンモトーム検査も実施しております。撮影はマンモグラフィー技術認定技師(女性4名)で行っております。

X線透視検査

X線透視画像によって位置や大きさなどを確認し、撮影する検査です。X線TVバリウムを使用した消化管(食道、胃、大腸など)の検査、胆管・膵管の造影検査や整復検査など多用途の検査に使用します。

骨密度測定検査

X線にて腰椎、大腿骨、前腕骨を撮影し、骨密度(骨の丈夫さ)を調べる検査です。骨粗しょう症の診断基準とされるDEXA法(二重エネルギーX線吸収測定法)による測定で、検査結果は数値だけでなく、判定基準および%表示の同年齢比較と経過履歴グラフで分かりやすく表示されます。

お見舞いメール(おもいやりメール)

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